アダルトチルドレンの症状!「過去を振り返ってばかりいる」の治し方
アダルトチルドレンの人の中には、「過去を振り返ってしまう」「振り返りたくないのに、やめられない」と訴える人が多くいます。ACの人は、どうしてそうなってしまうのでしょうか。原因は? その心理は? それを治すことはできるのでしょうか。 ...
過去が思い出されてならない。振り返ってばかりいる。振り返りたくないのに、それがやめられない・・。そんな心持ちは、本当に辛いものです。
なぜそうなってしまうのでしょうか。それがACの人に多いのは、なぜなのでしょうか。
ACの人は、子供の頃に、嫌な思いをたくさんしています。子供時代にいい思い出が全くない、という人も多くいます。そして「嫌だったこと」というのは、元来忘れにくいものなのです。不快になったことは、覚えておいて次から回避しなければ、命を落とす危険性さえあります。人にはもともと、過去の嫌だったことをインプットしておきたがる自己防衛本能があるのです。
(※ これは、男性より女性の方が強い傾向もあります。女性は男性より、性被害に合う可能性が圧倒的に高いため、嫌だったことをより忘れにくい脳構造になっていると言われています。)
ACの人には、そんなインプットが他の人の数倍、いえ、数十倍、数百倍あります。ACの人は、日常的に、親から嫌なことをされたり、言われたりしてきています。普通の家庭に育つ人は、学校など外で嫌なことがあったとき、家に帰って、親と話をしたり、親に励まされたり、慰められたリ、一緒に悲しんだり怒ってもらったりすることで、その不快な気持ちを整理することができます。「嫌だったこと」として、まざまざと記憶に残ってしまうのではなく、それを乗り越え、強くなり、「親が味方でいてくれる」という安心感とともに、忘れていいことは忘れられるのです。
しかしACの人は違います。肝心の家庭が「針のむしろ」のような状態です。毎日毎日、嫌なことばかりが続きます。嫌だった経験を整理するためには、時間と場所が必要です。しかし、整理する間もなく、次の嫌なことが起こります。嫌だったことを消化し、忘れていいことにできるための「安心できる空間」もそこにはありません。
しかも、子供をACにする親は、何か問題が起きたとき、子供のせいにします。子供が嫌な思いをしているとき、子供をACにする親は、慰めたり励ましたりするどころか、「お前が悪い」と子供を責めます。そしてそのことが、さらに嫌な経験となって子供の中に積み重なっていきます。親から責められた子供は、「自分が悪いんだ」と反省したり自信を失くします。反省しなくてもいいような場面でさえ、「自分のせいなんじゃないか」と不快な気分に襲われたりします。
自分を責めている人は、過去を振り返り、反省しがちになります。しかもACの人のそれには出口がありません。本来親が反省すべきことまで、責任をなすりつけられているのです。どんなに本人が反省したところで、問題は解消しません。ACの人は、過去を振り返り、反省し、それでも次々と起こり続ける不快な出来事に、さらに責任を感じ、繰り返し振り返っては反省し・・といったことが続きがちになるのです。
自分は頭がおかしいんじゃないか?!と真剣に悩んでいる人もいます。しかし、ACの人の生い立ちを考えれば、そうなっても仕方がないような家庭環境なのです。どうか自分を責めないでください。あなたは何もおかしくありません。
それでは、どうしたら、ラクになれるのでしょうか。過去を振り返らずに済むようになるのでしょうか。
「過去を振り返ってばかりいました」。そう語るアダルトチルドレンの人がいます。 [...]
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