子供を信じる気持ちゼロ。悲観的なダメ親 (2)

子供を信じる気持ちゼロ。悲観的なダメ親 (2)

いつでも最悪の結果を考えている母でした。 ...

母はとてもネガティブな人でした。幼稚園の頃、バレエが習いたいと言った私に、母はこう言って反対しました。「怪我するかもしれないからダメ」。私はバレエのあの衣装に憧れていたのに。

テニスが習いたいと言ったときには、右手ばかりが発達して体のバランスが悪くなるからダメ、と言いました。部活でバレーボールがやりたいと言ったときは、つき指するからダメ、と言い、吹奏楽部に入ってトランペットをやりたいと言ったときには、「あなた、これ以上口元が悪くなったらどうするの」とタラコ唇の私の言いました。

車の免許を取得したときも、危ないからといって、実際に運転することは許されませんでした。

大学卒業後、就職して配属先が接客部門になったと報告したとき、母は困り果てたような顔で開口一番こう言いました。「中学校のときの職業適性検査だと、あなたは接客には向いていないのよ」。子供の可能性を信じるどころか、ブチ壊すような母でした。

私にはまだ、そんな母のネガティブなオーラを跳ね返すだけのパワーがありました。しかし、おとなしい妹は違いました。何でも反対され、禁止され、やってみる前に「危ないわ」「無理よ」「やめておきなさい」と言われることの繰り返し。

妹は引きこもりになりました。

そして母はまだ言っています。「○○ちゃん(妹)には、結婚も就職も無理。私の元にいるのが一番なのよ」。子供は親を選べない、とつくづく思います。妹は、違う親の元に生まれていたら、きっと違う人生が送れたでしょう。そしてそれは私も同じなのかもしれないな、と思います。


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