子供を男性不信にする虐待親 父親によるDVの実態
家庭内の暴力により、子供が、人間不信や男性不信になってしまうケースが後を絶ちません。どんな父親が、DV(ドメスティック バイオレンス)に走るのでしょうか。その性格は? 心理は? そのような父親に育てられた子供には、どんな影響があるのでしょうか。そのダメージから回復するには、どうしたらいいのでしょうか。 ...
男性不信に悩む人の中には、父親からDVを受けて育ってきた、という人がいます。自分が直接的に暴力を受けていなくても、家庭内で父親が家族に暴力を振るう姿を子供の頃から見てきた、それがトラウマになっている、と言う人もいます。
親のDVには、どんな問題があるのでしょうか。DVを受けて育った人は、なぜ男性不信になるのでしょうか。
親から子供への暴力は、子供を危険にさらします。親は本来、子供にとって、守ってくれるはずの存在です。その親から、痛い思いをさせられたり、身の危険を感じさせられると、子供は無意識に、親から自分を守ろうとするようになります。親に心を許せません。親のことが信じられなくなります。
親のことを信じられないまま育った人は、誰のことも信用できなくなる傾向が顕著です。子供は、親を通じて、人を信用するという感覚を身につけます。親を通じて、それを身に付けられなかった子供は、人を信用することもできないのです。人間不信、男性不信の状態になります。
また、子供や家族に暴力を振るう父親は、多くの場合家族を、自分(親)のイライラのはけ口にしています。子供は、父親から大切にされていると感じられません。父親から大切にされている実感がないまま育つ人は、男性から自分が大切にされるとは思えず、男性不信になります。
また、子供や家族に暴力を振るう男性は、自分の暴力を正当化しがちです。「お前がちゃんとやらないからだ」と妻のせいにしたり、「子供が悪いから叱ったんだ」と言ったりします。そのような理屈を耳にするたびに、子供は、悪いことをしたら暴力を振るわれて当然なんだ、と考えるようになっていきます。暴力を肯定しがちになるため、人に対しても暴力的になっていく人もいます。
しかし何といっても、DV男が最低なのは、弱いものに暴力を振るう、ということです。そのような男性は、根が「上から目線」。自分の力を、持っているもの以上に誇示したがります。思っていることを互いに言い合い、意見の一致を見なければ、話し合ったり、譲歩し合ったりするのが家族です。そのような「対等な関係」を家族と築くことができません。
自分の感情をコントロールする方法も知らず、人と話し合うことも知らず、気に入らなければ一方的にキレるだけ。力任せに、相手をねじふせようと暴力をふるう。そこには、反省もなければ、改善の見込みもない。どうしようもない存在、それが「DV男」です。
そんな父親には、どう対処するのがいいのでしょうか。 [...]
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