子供を私物化するバカ親が原因の鬱病

親が原因で、鬱病になった・・。今やそれは珍しいことではありません。どんな親が、子供を鬱病にしてしまうのでしょうか。その原因は？　心理は？　そのような鬱病は、どうしたら治すことができるのでしょうか。 ...

親が原因で、重い鬱を患ったという人がいます。Ａさんです。Ａさんが鬱病を発症したのは、４０歳のとき。父親が原因だったそうです。

「父は、本気で私を利用して金儲けをしようとしていました」。そう語るＡさんの父親は、不動産・建築関係の仕事をしていました。バブル期に、いくつものマンションや土地を買い、人に貸すなどしていたそうです。

父親による子供の「私物化」。発端は、Ａさんが２５歳のときでした。「結婚することになりました。父が、自分の所有するマンションを使え、と言ってくれました。『使え』と言われたので、私たちは、それ以外のマンションの検討もせず、そこを借りました。少し安く住まわせてもらっているのかと思ったら、周囲の同じような物件より高く設定されていました。ちょっと驚きましたが、ひどいじゃない！と言うのも、違っているような気がしたので、そのまま住み続けました」。

それだけではありません。「父は、私に大家さん代わりになれ、と言いました。フルタイムで働いていて、土日しか休みはないのに、庭木の手入れをさせられました。ほかのお宅にトラブルがあったとき、私が対応するように言われたこともあります。エアコンが壊れたと連絡したら、お前の使い方が悪いんだ、と言われ、自分で付け替えるハメになりました」。

Ａさんは言います。「そんな父に、不満がなかったわけじゃない。でも、父も私に使ってもらって喜んでいるんだろう、それならそれでいいか、と思っていたんです」。

Ａさんは今、自分の人生は父親のおもちゃだった、と思っているそうです。そう確信するに至った事件は、その後のことでした。 [...]

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