子供に自分なんかいない方がいいと思わせる親。心理と対処法

子供に自分なんかいない方がいいと思わせる親。心理と対処法

「自分なんかいない方がいい」。そう思っている人がいます。どんな人が、そう感じるのでしょうか。その原因は? 心理は? そのような生きづらさには、どう対処すればいいのでしょうか。 ...

「自分なんかいない方がいい」。どんなに辛いことでしょう。友達にいじめられたり、学校や職場で孤立しているとき、そう感じてしまったりします。それだけではありません。「自分なんかいない方がいい」と感じている人の中には、「親」が原因という人がいます。

親が原因の「自分なんかいない方がいい」は、とても深刻です。救われないのです。どんな人にも、人間関係につまづいたり、自分に自信がなくなってしまうことがあります。そんなとき、親との信頼関係がしっかりしている人は、「親だけは、自分の味方でいてくれる」と無意識に考えるため、「自分なんかいない方がいいんじゃないか・・」ということにはなりません。「心の支え」や「辛いときに帰れる場所」のようなものが心の中にあるからです。

しかし毒親育ちの人は違います。親から粗末に扱われ、親によって「自分なんかいない方がいいんじゃないか」と思わされてしまいます。自分の存在価値にさえ疑問を感じざるような生きづらさ。家にいても地獄なら、外で辛いことがあったとき、それを癒せる場所もない。孤独や不安の中に常に置かれることになります。

どんな態度が、子供を「自分なんかいない方がいい」と思わせてしまうのでしょうか。

子供は、親が考えているよりずっと賢い存在です。そして、自分が親から愛されているかどうかに、とても敏感です。親が自分にめんどくさそうな態度を取ったり、スマホやテレビに夢中で、話しかけても無視されたり。いつも忙しそうで、話を聞いてくれなかったり。子供は、自分が邪魔な存在なんじゃないかと思うようになります。

もっと露骨に、「子供がいなければよかったのに」といった発言を、子供の前で平気でする親もいます。子供は、親の言動のすべて見、そして聞いています。誰かから、毎日毎日、繰り返し繰り返し、そんな態度を取られていたらどんな気持ちがするか、ちょっと考えれば、それがどんなに子供を傷つけているのかわかるはずなのに。それを決してしないのが『毒親』です。

「自分はいない方がいいんじゃないか」と思えてならない人へ。あなたが「自分なんかいない方がいい」と感じるということは、そう感じざるを得ない態度を、親から取られているという証拠です。そう感じさせるようなことを言ったりしたりしている親が間違っています。あなたは何も悪くありません!

どうぞ、その生きづらさから解放されてください。「自分なんかいない方がいいんじゃないか」という生きづらさからは、どうしたら直すことができるのでしょうか。 [...]


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