「親にかなわない気がする」。心理と対処法

親にかなわない気がする。そう思っている人がいます。そのことで、自分に自信が持てず、生きづらさを感じている人も。どんな親が、子供にそう感じさせるのでしょうか。その原因は？　心理は？　そこには、どんな問題点があるのでしょうか。それには、どう対処すればいいのでしょうか。 ...

「親にかなわない気がする」という気持ちは、絶対的に悪いものではありません。「いつの日か親を超えたい。そして親に認められたい」と思うその気持ちは、ときに子供の生きる原動力になります。そして親にも、「いつか自分を超えて欲しい」と思われているのなら、むしろ素晴らしい親子関係だと言えるでしょう。

しかし、毒親育ちの人の「親にかなわない気がする」は、それとはまったく違います。

親にかなわない気がするので、自分の意見や考えを、親に言うことができません。言っても、聞いてもらえなかったり、否定されてばかりです。ますます「かなわない」と小さくなってしまいます。自分に自信が持てないため、親に対してだけでなく、他者に対しても自己主張ができず、学校や職場でも、人間関係にストレスを感じがちになります。

もしあなたが今、そんな状態なら、それは間違いなく、親が悪い。「毒親」です。

普通にいい親は、子供にそんな態度を取りません。生きている年数が違うのだから、親より及ばないところはあるでしょう。しかしそれは、当たり前のこと。それをまるで、相手の「弱点」「攻撃ポイント」のようにとらえ、真向から否定したり、子供に恥ずかしい思いをさせたり。「お前はまだまだだ」などと威張り散らすようなことは、親として以前に、人としてどうかしています。

しかし、毒親育ちの人の多くが、そんな親の前で「かなわない・・」小さくなり、「まだまだ自分は、親に何か言える立場にはない・・」と何も言う権利がないかのように感じています。どうぞ、その生きづらさから解放されてください！　あなたが今何歳であっても、どんな立場でも、ひとりの人として、言いたいことを言っていいのです。親は、それに、すすんで耳を傾け、理解しようと努めるべきです。

「親にかなわない気がする」という生きづらさを、解消する方法をご紹介しましょう。 [...]

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