【毒親育ち】「嫌われるのが怖い」の回復法
嫌われるのが怖い。言いたいことが言えない。人から嫌われていないかどうか、気になって仕方ない・・。毒親育ちの人の心理のひとつに「嫌われるのが怖い」ということがあります。毒親に育てられると、どうしてそう感じるようになるのでしょうか。その原因は? 心理は? どうしたらそこから回復できるのでしょうか。 ...
「嫌われたくない」。誰しも思うことです。しかし、人から嫌われることが怖くて、言いたいことも言えず、したいこともできず、人に合わせてばかりになっている人がいます。また、自分が人から嫌われていないか、確認できていなければ不安でならず、人から自分がどう思われているのか、そればかりを気にしている人もいます。
このような生きづらさは、『嫌われたくない症候群』とも呼ばれます。そして、毒親育ちの人にも多く見られます。毒親に育てられると、なぜ「嫌われるのが怖い」といった感覚に苛まれるのでしょうか。
嫌われたくない症候群になっている人は、総じて親との関係が希薄です。虐待を受けてきたなど、明らかに「毒親」だと思われるケースもあれば、親が忙しく子供と会話がない、あるいは、子供に関心が薄い、といったケースもあります。
学校や仕事など、家から1歩外に出れば、自分のことを好んでくれる人ばかりではありません。何か相手の気に障るようなことをしているわけではないのに、相性が合わない、とか、そりが合わない、といった理由で、嫌われてしまうこともあるでしょう。
そんなとき、親との信頼関係がしっかりしている人は、深く傷ついて立ち直れない、といったことになりません。「たとえ、世間の人がみんな自分のことを嫌いでも、親だけは、自分のことを好きでいてくれる」といった感覚に裏打ちされた「自分への自信」「自己肯定感」が、あるからです。
逆に、親に自分の話を聞いてもらえない子供や、親がいつも忙しそうだったり、親が子供に無関心だと、子供は、親から嫌われてるんじゃないか、と不安になります。そのように感じている人は、自分に自信がなく、学校生活などでも、些細なことで「嫌われてないかな」と不安になったり、嫌われることを怖がるようになります。
また親が、「ウチの子、嫌われてないかしら」と気にしている場合にも、子供が「気われるのが怖い」と感じるようになります。そのように考える親の子供は、親から評価されたり、愛されるためには、「人から嫌われていない子」「みんなから好かれる子」でなければならないと思っています。ひとりでも自分を嫌っている友達がいたら、自分がダメな人間に思えたりします。親自身の「自分の子供が、嫌われてないか不安」という感覚が、まるで子供に伝染するかのように、子供も「嫌われるのが怖い」と感じるようになります。
「嫌われるのが怖い」という感覚からは、どうしたら回復できるのでしょうか。 [...]
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