自分が正しいと信じて疑わない母親の対策 (2)

「自分が正しいと信じて疑わない母親」を持つ人の中には、「自分が正しい」と思っている母親にうんざりし、自分はああはなりたくないと拒絶反応を示してしまうことがあります。 ...

「自分が正しい」と思っていることは、悪いことではありません。人はみな、「自分は正しい」と思って生きています。そうでないと、自分に自信が持てません！　だからあなたも「自分は正しい」と胸を張っていいのです。でもそこから、母親とは違う道を行きましょう。自分が「正しい」からといって、自分と違う意見が「間違っている」とは限りません。そこを間違えなければ、「自分が正しいと信じて疑わない母親」とは違う人間になれます。

そのことを、母親に言ってみることは、決して無駄なことではありません。「お母さんの言っていることはわかる。お母さんにとって、それが正しいことだということもわかる。でも、私・僕の言っていることが間違っていると決めつけないで。人にはそれぞれ考えがあるし、感じ方があるし、正解はひとつじゃないんだから」とでも言ってみましょう。

しかし、その意見さえ否定される可能性大でしょう。そんなときにも、どうぞ自信を失わないでください。否定されるとわかっているのに、自分の意見を言うことは、とても勇気のいることです。それができたのだから、自分で自分に大きな「◎」をつけ、自分に自身を持ちましょう。

そして母親への接し方を変えてみてください。何か言って、親から否定されたときには、「そうだねぇ・・」「そうだなぁ・・」と、のらりくらり返事をしてみてください。この「そうだね」「そうだな」は、イエスでもノーでもない「そうだね」「そうだな」です。「そうだなぁ（・・でもどうだろう？　私・僕はそうは思わないな）」。かっこで括った部分は言わなくてかまいません。

「自分が正しいと信じて疑わない人」は、実は、とても弱い人間です。自分とは違う意見を認められなかったり、自分に間違えがあったときそれを素直に認められない人。

「ウチの母親は、自分が正しいって威張ってるけど、実は気が小さいんだ・・」。そんな風に冷静に親を見ることも、ときには大切です。

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