過干渉なダメ親に育てられた娘の性格 (2)

過干渉な親に育てられた子供は、自分の感じ方や考え方に自信が持てません。親に干渉されてきているため、親に「これでいい？」「私、間違ってない？」といちいち確認したくなったりします。人に気を使い過ぎる性格になったり、自己肯定感が低く育ちます。 ...

過干渉な親に育てられた人の中には、「誰かを演じているような気がする」といった生きづらさに、大人になった後も苛まれ続けている人がいます。親の価値観に合わせて生きてきているため、「自分」がないのです。

過干渉の親とうまくやっていくためには、子供は、親の言うとおりでいなければなりません。親の言うことを聞いていられる年齢のときには、なんとか持ちこたえられていても、就職や結婚、子供を持つか否か・・など、親の干渉を突っぱね、自分の人生を生きなければならなくなるときが必ずやってきます。そのようなとき、過干渉な親の元に育った人は、とてももろいのです。自分の人生の選択や生き方に自信が持てず、幸せだと感じられません。

この問題が重大なのは、親の過干渉にうんざりしてきている人でさえ、いざ、そこから解き放たれると自信がなくなってしまう、ということです。子供の頃から、親の過干渉の中で生きてきているため、干渉がうるさいと思いつつも、それなしで生きていけない「体質」になってしまっているのです。このような現象は、「親の洗脳」とも呼ばれます。

過干渉な親の影響は、子供が息子でも娘でも起こります。しかし、娘の場合の方が、より悪影響が強く出る傾向があります。

女子は、男子よりも、親や周りの大人の言うことをよく聞く傾向があります。そのため、口うるさい親の言い分が過干渉であることに気付かず、その干渉を真っ向から受け入れがちになるのが「娘」なのです。

従順で、人の言うことを素直によく聞く「いい人」。上司など目上の人の指示によく従うため、職場などでは頼りにされることも多い一方で、反対意見を言うことができなかったり、それを言ったら最後、人から嫌われるんじゃないか、見離されるんじゃないか、といった不安を抱えている・・。それが「過干渉なダメ親に育てられた娘」の性格です。

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