【認知症父の入院10】入院はお金がかかる!収支報告

【認知症父の入院10】入院はお金がかかる!収支報告

4ヶ月の入院。費用はいくらになったのか。

これは、[認知症父の入院9] からの続きです。

父、85歳。夜、突然「ネズミがいる」と幻覚を見てハサミを振り回して大暴れ。興奮状態で精神病院に医療保護入院となりました。父は、入院満4ヵ月で退院。今は、デイサービスに通いながら、住み慣れた家で、再発することなく穏やかに暮らしています。しかし・・とにかくお金がかかった! 実家には、家がない。土地がない。貯金がない。参りました。何に、どのくらいのお金がかかったのか記します。 ...

高額医療費制度

私はずっと誤解をしていました。「医療費は、支払いの上限が決められていている。月額8万円くらい? 払えないような金額は請求されない」。これは「高額医療費制度」と言い、事実そうでした。たとえ治療に1ヵ月30万円かかったとしても、収入に応じて、6万円なり、8万円といった金額を払えばいいようになっているのです。しかし、この「高額医療費制度」には、入院中の食事代や、「差額ベッド」と言われるような保険がきかない室料、歯科の自由診療等はカバーされません。

私は「入院費用が上限8万円くらい?」と思っていました。そこが完全に間違えでした。食事代が別途かかります。その負担がデカかった!

入院はとにかくお金がかかる!

父の4ヶ月間の入院で思ったこと。それは「入院はお金がかかる!」ということ。そして、医療費以外の負担が大きいということです。

詳細な内訳は、この後、領収書とともに詳しく記しますが、ざっくり言うと、「後期高齢者 1割負担」の父の今回の月額入院費はおおよそ8万円。しかし、その内訳をよくよく精査してみると、その大半は「食費」なのです。手術や処置が特に必要ではなく、主に投薬だけだった父の場合、医療費の負担はかなり少なく、請求金額のナント7~8割が食費でした!

入院中の食事代(入院時食事療養費)

入院時の食事代は、「入院時食事療養費」と言われ、原則、どの地域にあるどの病院でも同じ金額なのだそうです。課税家庭では、1食一律460円。1日3回入院食を食べると、1日あたり、1380円かかります。父の家庭もそうでした。

父の場合には、「入院時食事療養費」(460円X3食X日数)に、「590円X日数」が加算された数字が「食費合計」の欄に記載されていました。その590円が何なのかははっきりしないのですが、母によると父は「刻み食」(普通の食事をミキサーにかけるなどして刻んだもの)とか「ムース食」(いろいろな食品やメニューをムース状にやわらかく仕上げたもの)とか呼ばれるような食事をもらっており、その手間賃?諸費用かもしれません。

父は85歳の高齢で、歯がなく、入れ歯は持っているものの普段から使用していないため、喉に詰めたりしないような配慮をしてくれたのだと思われます。実際には、父は、噛んで食べるのが好きで、普段は歯茎で噛んで食べており、病院の食事は食べごたえがないと不満だったようです(笑)。

4ヵ月の入院費用、内訳

このほかにも、医療費以外のお金がいろいろかかりました。父は、精神病院の閉鎖病棟に4ヵ月入院していました。毎日2回、おやつをもらっていたようで、その請求もありました。夜間は紙パンツをつけていたようで、それも毎月請求されます。自宅に電話をかけてくればそれも。実際にいくらお金がかかったのか、収支報告します。 [...]


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