病院に3ヵ月しか入院していられないのはなぜか

病院に3ヵ月しか入院していられないのはなぜか

父が、精神病院に緊急入院しました。夜中に幻覚を見て、ハサミを振り回し、止めに入ってくれた親戚の男性を殴って怪我をさせ、警官3人がかりで取り押さえられ、精神科病院の閉鎖病棟に医療保護入院となりました。

「入院して3ヵ月経つと退院させられる」とは聞いていました。しかし、父の入院した病院は精神病院の閉鎖病棟。まさかそんな父も、本当に3ヵ月で退院なんて話になるとは夢にも思っていませんでした。 ...

3ヵ月で退院させられるのはなぜか

病院は3ヵ月しか患者を入院させてくれないという話は聞いていたし、ネットでもよく見ました。確かに知人の中には、3ヵ月おきに転院先を探し、転院を繰り返している人がいます。その人の話によれば「3ヵ月以上入院させておくと、病院が儲からない」。どうやらそれは本当のようでした。

3ヵ月以上患者を入院させておくと病院は儲からない

その事実に気づいたのは、病院からもらう診療明細書を精査していたときのことでした。確かに、入院期間が長くなればなるほど病院の収入が減る仕組みになっていました。

「入院期間加算」が減っていく

これは、入院1ヵ月目の診療明細書です。

「精神病棟入院期間加算(14日以内)」という文字が得ます。値は「1289点」。ちなみになぜ2回記載されているのかと言うと、父は入院後1週間は「隔離室」にいました。「隔離室」の7日分と、そこから出て同じ閉鎖病棟の普通の病室で過ごした7日間が、分けて記載されていると思われます。

その下に「精神病棟入院期間加算(15日以上30日以内)」という文字が見えます。この期間の加算は「1074点」。この「加算」とやらが病院の収入になるのだとしたら、入院15日目以降、その加算は減り、収入減になるものと思われます。

以前、知人が癌で入院していたとき、あちこち痛いと訴えていたにも関わらず2週間でいったん退院となり、またすぐ入院しました。「そういうことだったのか・・」と思いました。30日間連続して入院されるより、一度退院して、また入院してもらって14日以内の入院を繰り返してもらった方が病院的には得。「おじさん、気の毒だったよな。奥さんを失くしひとり暮らしで、体もあちこち痛くて退院してもするのも辛い感じで。そんな事情で、一旦退院させられていたなんて」と思い出されました。その方は2度目の入院中に亡くなりました。

さらに続きます。 [...]


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