【認知症父1】父が下痢。母の介護疲れ (2)

【認知症父1】父が下痢。母の介護疲れ (2)

父の介護。乗り切り方

母とふたりの生活は、父にストレス。父にとってデイサービスが唯一の息抜き。とにかく早く下痢を治して、デイサービスへ! それしかないと思いました。父は、デイサービスにさえ行っておけば、後は家ではテレビ見て寝て、次回のデイサービスを楽しみにし、穏やかです。 ...

何なら現状週2回のデイサービスを、ケアマネージャーに頼んで3回とか4回にしてもらってもいい。母は父を介護施設に入れたがっているけれど、デイサービスを増やす方が、施設に入れるよりずっと安くすむ。

イライラしがちな老人の対処法

夫から母へアドバイスしたこと。

・否定するような言い方はしない。言いたいことがあっても、「そうだね」とか「気持ちわかるよ」とか一度言って、ひと呼吸置くこと。
・高齢者向け配食サービスの弁当に、塩やしょうゆ、マヨネーズなど、オヤジの好きなものをかけさせて。「健康にいいんだから、これをこのまま食べなさい」という言い方はやめること。美味しく食べてもらえるようにすること。
・下痢便のオムツを替えるのは大変だったとは思うけれど、「病気なんだから。別に漏らしたっていいんだよ。そのためのオムツなんだから」などなど、オヤジの気が楽になるようなことを言ってあげて。
・むりやり病院に無理に連れて行くのはやめた方がいい。どうして行きたくないのかとかオヤジに聞いて。
・やりたいこと制限するとストレスたまるから、好きなようにさせてやりな。

父のいる前で電話ができないので、母と夫は、携帯のCメールを使ってやりとりをしていたのだけれど、その数時間の間に、父はやっと寝始めたそうで、そこでメールは終了。ぱったり母からメールはこなくなりました。

父より自分の心配が忙しい母

「お母さんも、お父さんが寝さえすれば安心なんだ」・・母らしいと言えば母らしいのだけれど。怒涛のように来ていたメールが、パタリとこなくなり、よかったような、イラッとさせられるような。

母は、いつでも自分が正しいと思っているようなところがあり、なぜお父さんがそんなにイライラしていたのかとか、自分はどう対応するのがよかったのだろうか、とか考えない。「そんなことでイライラするからあの人はよくない」みたいなことを、昔もよく言って、私は若い頃から「自分の言い方が相手をイライラさせてるのかも、とか考えないんだな~」と不思議だったのを思い出しまた。

高齢になりストレス耐性が低下

父は今85歳。ストレスにかなり弱くなってきたようで、極限状態になりやすく、そうなるとワケわからない感じになり、そのことを覚えてないらしい。

しかし、グッスリ寝るとスッキリ起きて元通りになる。今回も、下痢がよくなり寝れるようになったら、普通に戻って、配食サービスのお弁当も普通に完食し、今度のデイサービスは行けるんだよね?とか母に聞いたらしい。

母がストレスな父。父がストレスな母。

今回わかったこと。お父さんは、お母さんと一緒にいる時間が長いとストレス。ストレス解消を酒に頼っていた父は、お酒飲みに行けなくなった今、すぐ壊れてしまう。

そして実際かなり壊れて精神科病院に緊急入院になってしまった父のことを、母は「またやるに違いない」とか冷たい目で見ている。母は、大変なのはいつも自分。お父さんからいつもいつも迷惑かけられてると思ってる。間違ってるのはお父さんで、自分じゃない。そんな考え方の母もまた、父に対してストレスをためてる。

よく眠れるようにする薬

母は、夫に「以前病院でもらった認知症の薬を残してあるんだけど、飲ませていいか」とメールしてきました。認知症の薬は、興奮を収めるためとか、そういうときに与えるものじゃないし、そもそも、病院から処方されている薬を違う用途で使うのはどうかと思う。

父をなだめる手段として、薬に頼りたがるのは母の最近の傾向で、何か薬を飲ませて母が安心できるなら、と考えました。

今回は父が、のどが痛い、でも病院には行きたくない、と言っていることもあるので、眠たくなる成分の入っている風邪薬を、夜に飲ませるように言いました。風邪の症状を抑えると同時に、夜寝入りやすくなるように。眠くなる成分の入っている風邪薬をこちらで調べて、商品名を伝え、この風邪薬を使って、と母に指示。

思えば父は、昔から不眠症だったかもしれません。嫌なことがあると眠れない。応援している野球のチームが負けただけで眠れない。眠れないから、頭が休まらず、イライラが収まらない。高齢になってきて、そういう状況に対する耐性も弱くなり、おかしな言動につながりやすくなっている。とにかく、いい睡眠がとれるようにしてあげることが、何よりの予防かな、と。

睡眠導入剤の存在も母に伝えました。今回だけでなく以前から、寝れない・・と母に訴えることがよくあるとは聞いていたので、そういうときに使ってみたら?と夫が母に伝えました。「寝れない問題」を放置して、「お父さん、また暴れるかも」と母にパニくられるよりも、薬に頼ってでも寝れるようにした方が、父にとっても、介護者である母にとっても、遠方からそれをサポートしている夫にとってもいい。

母は、そういう薬があることさえ知らなかったようで「大丈夫なの?」とあまり乗り気ではなかったよう。夫は電話で母に、「普通に薬局に売ってる市販薬だよ」「薬局で、寝つきがよくなる薬があるって聞いたんだけど、どこにありますか?って聞いてみればいい」と言っていたのだけれど、電話を切った後、夫は「たぶん、買わないと思う」と私に言いました。

ひとり息子に父親を丸投げしたがる母

父も小心者だけれど、母もかなり臆病で、初めてのものには決してチャレンジしない。しかし、それをせずして、お父さんが手に負えないと息子夫婦であるこちらに丸投げしようとしてくるから、こちらも困ってしまう。。「息子が心配して、アドバイスくれたんだ。とりあえず買ってみるか」と思って欲しかった。

母は結局、もう父の世話なんかしたくないんだろうなと思う。施設にやっちゃうか、私たち息子夫婦に丸投げするか・・本音はそうなんだろうな、と思う。

私の独り言。今回のことから何か学ぶことがあるとすれば、夫とはいつまでも仲良くありたいということ。夫婦仲良くするということは、無理してできるようになることでもないけれど、ほっとくだけでそうなるものでもないんだなと思う。相手が何を考えているのかとか、何をしたいと思ってるのかとか、相手に対する興味をなくさずにいられたらいいなと思う。


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