【認知症父２】睡眠改善薬、売ってもらえず。夫婦の会話ゼロ。他

老々介護を遠隔介護。「お父さんが寝てくれんのや」と老母がパニックになってるので、睡眠導入剤の存在を教えたのだが。

夫、実家へ電話。この１週間の父の様子を母親から聞く。母（私にとっては義母）は本当に困った人だと思う。 ...

デイサービスが唯一の楽しみの父。

２週間ほど前、父は高熱を出し病院で点滴治療。デイサービスもお休みしていましたが、３日前の月曜日から再開し、今日も出かけたそう。

父の高熱は４日ほどで下がったものの、その後下痢をし、父の機嫌が悪くなり、母に再び「お父さんを介護施設に入れてしまいたい」と懇願されるのではないかとヒヤヒヤしました。デイサービスに行けず、母とふたりきりの時間が長くなると、父はイライラするらしい。早く下痢を治してデイサービスに行けるようにするのが一番！・・そう思っていました。

下痢がよくなってよかった。デイサービスに行けるようになってよかった。病み上がりの父が、嫌がることなく進んでデイサービスに行ってくれてよかった♪　「よかったね」で済むはずの話なのだけれど・・。

今度は寝すぎが心配な母。

父は、月曜日にデイサービスから帰ってきて以来、昨日までの２日間「ずっと寝てた」そうです。それを母は心配し、夫に訴えていました。父は病み上がりで、疲れたんじゃない？と思いました。しかもよくよく聞いてみれば、食事もとらずに寝ていたわけではなく、高齢者向け配食サービスの弁当が届くと、起きてテレビ見ながら食べていたそうです。しかも完食です。別に問題ないのでは？

先週母は、父が下痢していたとき、パニック状態で夫のところにメールしてきました。「お父さんの様子がおかしい。頭狂ってると思う」と。父は確かに母にキレてました。膝が悪くトイレに駆け込めないから、オムツするはめになりイライラ。下痢がひどくて眠れなくてイライラ・・。

風邪薬は寝つきをよくするのに役立ったらしい

父はもともと不眠症ぎみで、イライラすると頭がそのことでいっぱいになってしまい、寝れなくなることがしょっちゅうでした。寝れないから、頭が休まらずますますイライラしてしまう。私たちは、（病院からもらった薬はもう何も飲んでいないということだったので）眠くなる風邪薬「〇ル」を買って父に飲ませるように言いました。効いたそうです。

先週は「お父さんが寝ない」と夫に訴え、今週は「寝てばかりいる」とそれが不満。「一体、オヤジがどうあればオフクロは満足なわけ？！」と夫は苦笑。私も、そんな母の様子を聞くとげんなりしてしまう。母は、過去にせん妄を起こし精神病院に入院した過去のある父を「異常」な人扱いしているところがある。私を嫁いびりしていた憎き「父」だけれど、さすがに哀れで気の毒になる。

睡眠導入剤、薬局で売ってもらえず

私たちはそのときに、父の不眠の症状が今後も続き、お母さんにキレるようなことがあったら・・と「睡眠導入剤」「睡眠改善薬」の存在を母に教えました。母は、その後近所の薬局に買いに行ったそうですが、売ってもらえなかったそうです。ワケわかりません！

両親が住んでいるのは、東海地方の静かな田舎町。そんなの買いに来る人、少ないのかもしれません。東京暮らしの私たち息子夫婦のアドバイスは斬新過ぎた？！　そんなことないと思うけどな。普通に薬局で売ってる市販薬なわけだし。

その薬局にも、陳列はあったそうです。しかし、なんでも薬局の人いわく「副作用が強いから、勧められない」と。副作用の説明をしてくれるのは必要なことだし、乱用しないようにアドバイスしてくれるのも大切。しかし、どうして薬局で売ってるものを「勧められない」なんて言って購買阻止するわけ？！

副作用があることは、私も知っている。しかしそれでも、それを使わなくちゃならない人が世の中にはいる。それを使わず、父が寝れない->母にキレる->母が介護疲れで倒れる、なんて最悪な事態が起きないために、両親の家庭にもそれが必要でした。「病院行って、睡眠薬処方してもらえ？」・・それができないから、その薬を買いたいと言っている。精神病院の閉鎖病棟に４ヵ月入院し、それがトラウマになっているっぽい父を今精神科に連れていったら、事態はさらに悪くなると思われる。しかも、両親が住む小さな町には、精神科がたった１件。車で３０分近くかかるところにしかない。

はっきり言ってその薬局の人、大きなお世話だと思う。副作用や使い方の説明をキッチリすることと、「勧められない」みたいに私見を述べることは、別にしていただきたい。どうしてこういうことになるんだろうな。父が精神病院に入院したときには、さっさと追い出してしまいたい、みたいな感じで扱われ、薬局さえも、脅しみたいなことを母に言い門前払いするなんて。

この後、おしゃべりな父が母に一切しゃべらなくなった。「こじらせ夫婦化」の件。 [...]

先頭へ戻る