【認知症父6】高齢者向け配食サービスで月5万円の節約に成功 (2)

【認知症父6】高齢者向け配食サービスで月5万円の節約に成功 (2)

なぜ高齢夫婦ふたりで10万円の食費がかかっていたのか

父は7ヶ月ほど前、せん妄を起こし、精神病院に緊急入院しました。入院期間は4ヵ月。実家にお金や資産がないことを薄々・・いえ、明らかな事実として知っていた夫は、母を心配し「家計調査」を行いました。50代夫婦の我が家の生活費は、月々4~5万。食費だけなら3万円程度です。夫の実家の「10万」は、かなりの驚きでした。 ...

なぜこんなに食費がかかっていたのか。その理由は、ざっくりこんな感じです。

・父と母はふたりともひどい偏食で、父は肉しか食べない、母は野菜しか食べないというように共通して食べれるものがない。だから、「ふたり分作るから、その分安上がり」という理屈が成立しない。
・食材を買ってきても、片方しか食べないので食べきれず、食品ロスが異常に多い。
・母は肉をまったく食べることができない。肉の好きな父のために肉料理も出していたのだけれど、完全に火が通りきっていなくても大丈夫な和牛しか買わない。おのずと食費がかさむ。
・母は、父が「肉が食べたい」と言えばブランド牛を、うなぎが食べたいと言えばうなぎを買ってきます。それを買って来ないで父に文句を言われたりするのが嫌なようで、言いなり状態。月々の予算みたいなものがありませんでした。
・母は偏食なだけでなく、かなり舌が敏感な人で、ちょっとでも口に合わないものはまったく受け付けないところがあります。自分用に買ってきたものも、口に合わなければ即廃棄・・でした。

高齢者向け配食サービスはいい

父は、4ヶ月間精神病院に入院していた間に、その偏食がすっかり直って帰ってきました。せっかく偏食が直ったのです。そのいい食習慣を途切れさせない方がいいだろうと、退院したその日から配食サービスを手配しました。

母は実際、入院中の父を見舞った際、病院食を残さず食べている父にかなり驚いていました。「退院後、お父さんに、何を食べさせればいいのかわからない」と言っていた母の負担を減らすことにも役立っていると思われます。

豊富な献立

父がよく食べているところを見ると、飽きのこない献立になっていると思われます。献立表がライフデリさんのHPに掲載されているのだけれど美味しそう♪です。私たち夫婦も、「どちらかに先立たれたら、一人分のご飯準備するのも面倒だから、コレ使ったらいいんじゃない?」とか話したくらいです。

毎日バランスよくいろいろなものが食べられるようになっています。実際にこの献立を作ろうと思ったら、かなりの種類の食材が必要です。かなりの出費です。配食サービス頼んだ方が安い!とういことになります。

ただしこれも、ふたりで頼んだらお高めになるかな。ひとりだけなら月々28000円程度でも、夫婦ふたりでオーダーしたら、56000円かかることになります。「それならスーパーで安売りの食品買って家で作った方が安い!」というのは、私の算段です。

家計管理が容易

夫は、父の入院中に、実家の家計に大ナタを振るいました。「貯金ないじゃない? 入院とかまたあるかもしれないし、少し貯金しようよ」と言って、配食サービス利用で浮かせた食費の5万円を毎月貯金しています。

配食サービスを利用すると、月々の食費が固定になるという利点もあります。「今月は、買い物に勢いついて、無駄使いしちゃった!」みたいなことがなくなる。実家の家計を遠方から管理するようになった夫にとっても好都合のようです。


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