要介護の親を引き取りたくない。その対処法

要介護の親を引き取りたくない。その対処法

私はこうして毒親(高齢)の介護から免れました。

父が突然入院しました。その病状は重く、退院後、母ひとりで父を看るのはとても無理だと思われました。私たち息子夫婦が介護しなくちゃいけない?と思いました。しかし「それだけは勘弁!」と言った夫。私たちはこうして、両親を引き取らずにそれなりに自立した生活ができるよう軌道に乗せました。 ...

両親について

両親は東海地方在住。夫は、そのひとり息子。きょうだいはいません。(私は嫁の立場の人間です。)私たち息子夫婦は、東京在住の50代夫婦。父は85歳、母は80歳です。

父の要介護度

父は要介護1。入院は精神病院でした。夜中にせん妄を起こし、暴れ、警察に取り押さえられ、精神病院の閉鎖病棟に緊急入院でした。父はそのとき・・

・ネズミがいると幻覚を見て、引き出しやら押し入れやらを開けたり閉めたりし続けた。
・退治するんだとハサミを振り回した。
・服を着たまま入浴。
・ゴミ箱に排尿。
・物を投げつけ、窓を割って外に出ようとした。
・母を別人のような目で睨み続け、動物のように唸り続けていた。
・止めに入った親戚の男性を殴って怪我をさせた。
・警察官3人がかりでやっと取り押さえられ、警察署で事情を聞かれる。そして精神病院へ。

「このままずっと精神病院に入っていてもらわないと困る」と母、夫、私、三人揃って思いました。それができなかったとしても、家に引き取るのはとてもとても無理だろうと。「引き取れませんか?」「無理です」・・市の福祉課や病院との、3ヵ月以上にも渡るバトルがここから始まりました。

親の介護。こうして押し付けられる

親の介護をどうすればいいか、という話になったときには、市区町村の福祉課の人や病院関係者などと話しをしなければならないシーンがたくさん出てきます。「お子さんはいらっしゃいませんか?」とか「息子さんの方で引き取れませんか?」と決まって&繰り返しそう言われます。

福祉課や病院の人は、世話や介護の必要な人の行先を見つけなければなりません。どこかに、あるいは誰かに、押し付けるなり任せてしまわなければなりません。うっかりこちらが「看れないことはないけど・・」などと隙を見せると、在宅介護していく方向に話がどんどん進んでしまいます。

介護保険サービス(在宅介護)が充実しているがゆえに

今は介護保険サービスが充実し、デイサービスやヘルパーを利用しながら在宅介護ができる制度が整っています。だからこそ関係者は、「介護保険サービスを使って在宅介護する」という方向に話をもっていきがちです。「引き取れないんだけど、どうすれば?」という相談には、あまり親身になってくれません。

「要介護の親と同居したくない」と思っているのなら、「在宅介護」の話にも乗ってはいけません。

次のページは、「それではどうしたらいいか」。 [...]


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