要介護親を押し付けられそうになりました

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母（毒母）が父（毒父）の介護を拒否。こっち（息子夫婦）に丸投げしてきたので・・

これは、こちらからの続きです。
要介護の父を押し付けられそうになりました。市の福祉課から。母から。そして入院先の病院からも、私たち息子夫婦は父を押し付けられそうになりました。 ...

退院をせかす病院

父の入院中、母は「夫を退院させてもらったら困る」と病院に言い続けました。困った患者家族だと思われるかもしれません。しかし、父の病状は、実際そう簡単に退院させてもらったら困るようなものでした。

父が入院しているのは精神病院の、しかも閉鎖病棟。しかも、最初の１週間は、隔離室に収容されていました。せん妄を起こし、ハサミを振り回して暴れ、人を殴って怪我をさせ、警察に取り押さえられ、精神病院に緊急入院（医療保護入院）・・でした。

しかも、そんな状態で入院しているのに、隔離室からやっと出られた直後に退院を促されるとは・・？　そっちの方が理解できない。退院させてもらったら困る、と母は言い張りました。

患者を早く追い出したがる病院

父の入院中、病院側はただ退院してくれというばかりで、担当医は母と顔を会わせようとしません。「過去にも同様のことがあったのか？」とか（初めてのことです）、「きっかけになるようなことは？」（肉親の死がきっかけでした）といったことも聞かれません。今後の見通しどころか、病名さえ知らされません。

母は病院側に、「夫を今の状態で退院させてもらったら困る。まずは病状を説明して欲しい」と訴え続けました。なんでも病院は、入院が長引くと儲けが少なくなるそうで、退院させたがるのだそうです。しかも精神病院は、聞いたところによると、自傷他害の患者には冷たいそうで。今後父がまた誰かを殴って怪我をさせるとか「他害」の問題を起こされたときに責任を負いたくないから、主治医になりたくない（最低だと思います）。ただただ穏便に早く退院して欲しいんだそうです。

二言目には「息子さんは？」

母が退院に同意しない。そして聞かれました。「お子さんはいらっしゃらないんですか？」。息子がいると知ると今度は、話が進まなくなるたびに「息子さんは？」。母は「また言われた」と夫に電話で逐一報告をしていましたが、言われれば言われるほど夫は、ぜーーーったいに病院には顔を出さないと言いました。

「薄情息子だと言え」

夫は「薄情息子だと言え」と母に言い続けました。「僕が病院に行っちゃったら、息子さんの方でなんとかしてください、みたいな話になるでしょ。そしたらオヤジが退院してきて、そうなったらお母さんだって困るんだよ。だからそう言い張って」と。ひとり息子の言うことだけはよく聞く母は、その通りにし続けました。

言うべきことをすべて指示

病院には顔を出さない代わりに夫は、毎日母親から、あったことの報告を電話で受け、次はこうして、病院にこう言って、と指示し続けました。今思えば、病院も利益のために、そして他害の過去を持つ患者「父」を早いとこ退院させるために、必死だったのでは？と思えます。抵抗するのは大変でした。

しかも母は交渉事にはとんと弱い。母に「こうして」「ああして」と言うのは簡単なんだけれど、うまくいかないことも多い。そのたびに、「はっきり言わないと、向こうの人もわからないでしょ」「オフクロももう歳なんだから（８０歳）、そんなの無理です、とか言っていいんだ。そう言ってみな」とか、ダメ出ししたり励ましたり・・。

夫も明らかに疲れてきていて、「私たちが病院に顔を出して、話をつけた方が早いんじゃない？」と言ったのは嫁の立場の私。夫は「そんなことしたら、オヤジを押し付けられるだけだ。ぜーーったいダメ」と言いました。すべて終わってみて、実際そうだったかも、と思いました。

危なかった・・。私だったら意気揚々と病院に出かけていき、「退院退院・・ってそればっかりだけど、一体どういうこと？　まずは病状の説明とかちゃんとしてくれないと、こっちだって納得できるはずないでしょ？」とか話をつけに行ったつもりが、まんまと病院に言いくるめられ、父を引き取る羽目になってしまったかも・・。事実、夫の一環した態度によって、病院は譲歩し始めました。 [...]

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