突然のケアマネ交代。要介護父のデイサービス日誌 (2)

新しいケアマネージャーさん

これまで父の担当だったケアマネさんは、介護福祉用品の販売や、デイサービス事業所を運営している会社の人です。ケアマネージャーは、たいてい「ケアマネ事務所」に所属しています。ケアマネ事務所は、独立したもののこともあれば、介護施設とかデイサービスセンターを運営している会社内に存在していることもあるようです。 ...

父の場合には、市役所の福祉課からケアマネージャーを紹介していただき、その人が所属している会社のデイサービスを紹介され、父が気に入ったからそこに通っている、という流れです。今度の方も、同じ会社の人です。これまでのケアマネは、女性のベテランの方でしたが、今度は若手の方。早速自宅に、挨拶に来てくださったそうです。父は、元教員だったこともあり、若い人が大好き！　しかも新ケアマネの方の出身地が、父の知っているところだったこともあり、話がはずんで無事引継ぎ終了となったようです。

ケアマネ交代の事情

これは、以前のケアマネさんが、父の担当を嫌がったとか、そういう話ではなく、こんな事情でした。

実は、それまで担当してくださっていたケアマネさんはその会社の経営者の方でした！　父は、入院中に要介護認定を受けたのだけれど、退院後すぐにデイサービスに行けるように段取りしないと、入浴しないまま何週間も・・となりかねない状態でした。この案件に急ぎで対処するために、社長さん（女性のベテランのケアマネージャー）自ら、退院したその日に家に来てくださり面談してくださいました。

多忙なケアマネ業務

ケアマネさんは、父のケアプランを作ってくれたほかに、週に１回、母のところに電話を入れ、変わった様子がないかどうかなど聞いてくれていたそうです。ケアマネはひとりで何人も、いえ、場合によっては何十人という方を担当されていると聞きます。私はずっと「お忙しだろうに、社長さんもケアマネ業務やってるんだ・・」と思っていました。だから、今回のケアマネ変更は意外ではありませんでした。

父はそこのデイサービスをいたく気に入っており、これからもずっと通いたいと言っています。軌道に乗ったから、若手の方にバトンタッチしたのだなと思います。

ケアマネ変更はあり得ること！

介護保険サービスを利用するようになるまでは、父や母がケアマネを気に入らなかったらどうしよう、別の人を紹介してくださいって言っていいんだろうか？・・などとそちらの心配ばかりしていたのだけれど、考えてみれば、そりゃこういうこともあるよね。ケアマネさんが、ケアマネを辞めるとなったら誰かに引き継がなければならないわけだし。

今回は、ベテランのケアマネさんから若い方へ。「ケアマネさんは、資格取った後、どんな風に実地で経験を積んでいくのかな」なんてこともちょっと興味があって考えたこともあったのだけれど、このようにして、先輩ケアマネから引き継いだり、アドバイスを受けながら経験積んでいくのかな・・なんてことも思いました。

重要なのはケアマネよりも・・

実際に週２回のデイサービス利用が始まってみたら、ケアマネさん以上に、通所しているデイサービスとの相性が大事かなと思えます。ケアマネージャーとは、ケアプランを作成する最初の段階ではお世話になりますが、それが軌道に乗れば、むしろコミュニケーションが増えるのは、デイサービスの介護職員の方です。

利用者とそのデイサービスやら、そこでの人間関係やらが合っているかどうかが重要だろうなと思います。介護職員の方は、夕方デイサービスから父を家へ送り届けてくれるときに、父に変わった様子や心配なことがあれば、母に伝えてくれるようです。母にとっても、そういった方々との信頼関係が重要だと感じます。

嫁として。介護保険サービスはありがたい

両親の場合には、ケアマネージャーさんにも、デイサービスの方にも恵まれたようです。昭和には、親が動けなくなったら、子供世代が引き取るのが当たり前だった時代もありました。ひとり息子の嫁である私は、今ごろガッツリ義両親の介護に明け暮れ、気が狂わんばかりの生活をしているに違いありません。

介護保険サービスは、住み慣れた場所で最期まで暮らしたいと思っている高齢者にとってだけでなく、子供世代にとってもありがたいサービスだと思います。

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