要介護父の87歳の誕生日。カツ丼を平らげ下痢をする (2)
父が誕生日に欲しがったもの
4ヵ月もの間精神病院に入院していた父は、退院を機に「高齢者配食サービス」を利用するようになりました。昼と夜の2回、配食サービスのお弁当を食べています。 ...
健康に気を配ったメニューで、持病だった高血圧も便秘も解消。しかし、さすがに毎日では飽きるようで、「誕生日はカツ丼にして」と母が頼まれました。父は、近所のスーパーに入っているとんかつ屋のカツ丼が好きで、昔は自分でよく買いに行っていたのだけれど、今はひざが悪くて出歩けない。母が買ってきてあげたそうです。
カツ丼平らげ下痢をする
カツ丼1人前って、結構なボリュームあると思うけどなぁ。父はペロリと平らげたそうです。父、87歳。ここ数ヵ月、高齢者向けの配食弁当しか食べていない父です。突然のごちそうに胃腸もビックリしたと思う。便が緩くなったそうです。
父が下痢をすると焦る母
父は1ヵ月ほど前、風邪をこじらせひどい下痢になりました。トイレに駆け込みたいんだけど、ひざが悪くできない。もらしてしまう。オムツする。そんな自分がふがいなくてイライラする・・わけのわからない言動になり、またせん妄を起こして精神科に入院か?!と母までパニック状態でした。
しかし今回は、父は壊れませんでした。市販薬を飲み、落ち着いて早めにトイレに行くなどし、翌日にはデイサービスにでかけたそうです。
食べたいものを食べれる幸せ
父はもう87歳です。いつ最期のときがやってきてもおかしくありません。「もう一度食べたい」と思っていたのものが食べれてよかったなと思いました。お腹壊しても何でも、食べれてよかったと思っているなら、父にとってこんなにいいことはないと思いました。
ちなみに父は、夏にはカップのかき氷やアイスクリームをよく食べていたのだけれど、母が買ってきてあげようか?と聞くと、それは「いらない」と言うそうです。下痢したばっかりだからね。お腹冷えるのが嫌なのかな・・。
母は母で違うことを思うようで。「お父さん、やっぱりおかしいと思う」と夫に電話で訴えていました。母は、父に以前と少しでも違うところがあると、「なんかおかしい」->「認知症かも」->「またせん妄(幻覚を見たり、おかしな言動をすること)起こすに違いない」と考えるようで、不安で仕方なくなる。
うーーん、確かにお父さんは、夜中にせん妄を起こして、暴れて、警察に取り押さえられて、そのまま精神病院に緊急入院になって・・という過去を持つ男だけれど、かき氷がいらないと言っただけで「おかしい」と決めつけるのはどうかと・・。「要介護」状態なのは、父ではなく、母なんじゃないかと思えてきてしまいます。
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