87歳父の恐るべき咀嚼力(歯も入れ歯もなし) (2)

87歳父の恐るべき咀嚼力(歯も入れ歯もなし) (2)

高齢者配食サービスの利用

父には退院後、高齢者向け配食サービスのお弁当を食べてもらうことにしました。母には朝ご飯だけ準備してもらい、昼と夜はお弁当。その配食サービスの会社は、通常食のほかに、ムース食のメニューもあります。プラス100円程度で通常食を刻み食にすることもできます。 ...

入院中には刻み食やムース食を食べていた父です。普通の食事では噛めなかったり飲み込めないなど、咀嚼力や嚥下に問題があるのかもしれません。しかし一方で父は、面会に来た母に「退院したら噛んで食べたい」とも言っており、父に必要なのが通常食なのかムース食なのかがわかりませんでした。そこで、昼は通常食、夜はムース食、それにお粥を付けてもらったセットを毎日届けてもらうように手配しました。

退院から4ヵ月経っていますが、ムース食は早々にやめ、今は通常食を2回。今でも毎日、高齢者配食サービスから届くお弁当を食べています。

何でもよく食べる父

父は、今でも入れ歯をつけておらず、歯は1本もありません。しかし通常食を普通に食べており、ムース食では物足らないようでした。しかも、ムース食より通常食の方が安い! 1ヵ月足らずで昼夜ともに通常食を届けてもらうように変更しました。

歯茎で噛んで食べる。恐るべき父の咀嚼力

父は、10年以上前に、歯が1本もなくなりましたが、その当時から、何でも食べていました。食卓には父専用のはさみが準備され、硬くて噛み切れない肉などは、自分ではさみで切って食べていました。モグモグを噛んでいるように口を動かし、歯茎で噛んでる??普通に食べます。

最近ではカツ丼を平らげました

最近では、カツ丼を平らげました。父87歳、恐るべし。噛むって意外と大変なことで、硬いものを食べると口が疲れる。あごとか口とか筋肉を使ってるんだと思う。筋力が弱ってきた高齢者が噛めなくなるのは当然なんだな・・と思う。

しかし父は元体育教師! 体力もあるなら、メンタリティーも体育会系。恐るべし父の食欲+咀嚼力+気力・・と思う。

要介護だからといって高齢者扱いするわけにいかない

そんな父も、年には勝てず要介護1。ひざが悪くひとりで入浴できないので、週に2回、入浴介助を受けにデイサービスに行っています。そうなると家族は、「いよいよ介護が始まっちゃったな・・」などと思い、父を必要以上に老人扱いしがちになります。

しかし、何もかもが即「要介護状態」になるわけじゃない。母の話によれば、必要もないのに手を貸し過ぎて、父をイライラさせることもあるようです。

介護とは難しいものだなと思う。相手は介護される側、こっちは介護する側のような関係に、即座に変われたらまだましなのかも、と思ったりする。しかし、老いや衰えはゆっくりゆっくりやってくる。高齢者扱いされたくない、という本人のプライドもある。

「だから多くの人が家族の介護に悩み、疲れるんだな」と思う。介護する肉体労働だけでも大変なのに、感情労働も多く発生する。家族が介護すれば、さらにややこしい感情のもつれも発生する。同居していない私でも、これだけ疲弊する。同居されている介護者の苦労はいかほどだろう・・と思う。


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