偏食。好き嫌いの多い母親、その末路。
母親が、ひどい偏食だったという人がいます。親が偏食だと、子供に様々な影響があります。偏食の母親に、苦労させられてきたと言うこの人。その母親に介護が必要になった今、その末路は悲しいものでした。 ...
好き嫌いの多い母親
母は好き嫌いの多い人でした。
ここで言う「母」とは義母。夫の母親です。夫はひとり息子。私はその嫁。母は80歳。父とふたり暮らしており、父ももう87歳です。
偏食のひどい母親
母はひどい偏食で肉・魚・卵、一切食べません。口にするのは豆腐と野菜だけ。野菜なら何でも食べるかといえばそうでもなく、粘りがあるものとか、苦みがあるものとかは食べない。新しい野菜とかも手をつけません。
言うなれば、ストライクゾーンが異常に狭い。そんな感じ。これなら食べられる、とか、これは美味しい、とかあらかじめ母の中には決めているものがあるようで、それ以外はみな「嫌い」「美味しくない」。食べてみようともしないから、食べられるものの範囲が広がらない。
食べず嫌いなのではないか
誰にでも好き嫌いはあるものだし、嫌いなものを無理に食べろとか、好きになれとか言ってはいけないと思う。でも母を見ていると、「本当にそれが嫌いなのだろうか?」と疑問に思う。食べてもみないで「嫌い」と決めつけていることが多いような気がするのです。
「つまらない女だ」
父はそんな母にイライラすることが多いようで、「つまらん女だ」とこぼしたのを私は聞いたことがあります。実際、夫の実家では、家族が揃って食事をするということがない。父は肉が好きな人で、母とは食の好みが合わないので、同じ食卓についても「美味しいね」とか言い合うことがありません。むしろ「そんなもの、よく食べられるね」なんていうギスギスした会話になる。「一緒に食事をしていてつまらない」と思われても仕方ないと思う。
しかも母は、家族で食卓をともにするということを重要視しておらず、どうやら「自分の好きなものだけ食べられればそれでよし」と思っているらしいのです。キッチンでひとり食事をすましてしまっていたり、自分が食べ終わったら、さっさと席を立ったりします。
母親を気遣っていた夫
そんな家庭に育ち、夫は、人に嫌がることを決して強要しない優しい性格になったようです。好き嫌いの多い母親を気遣いながら育ち、また、「つまらん女だ」などと言う父親に反発するかのように、母親の気持ちを大切にするようになったんだと思います。
母に繰り返し傷つけられた夫
しかし、そんな夫も、結婚して20年で随分母への印象が変わったようです。私も実際「お母さん、いくら好き嫌いが多いからって、そりゃちょっとひどくない?!」と思うようなことを夫にしたり言ったりしたのを見聞きしたことが何度もある。 [...]
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