高齢者配食サービスを使ってみた (2)

以前は食費が月１０万だった

８０代の高齢夫婦。しかも母は食が異常に細く野菜しか食べません。しかも知人の農家にもらうので、母の食費はほとんどかからない。そんな家庭でどうして月に１０万も食費がかかっているのか、はっきり言って、私にはいくら考えてもわかりませんでした。５０代の私たち夫婦の倍額以上です。父の入院が長期になり、家計が心配になった私たちは、母に通帳やレシートを提出してもらい発覚しました。 ...

母いわく「お父さんのもの買っていた」とのこと。父は、「あれが食べたい」「これは食べたくない」とワガママ放題でした。しかも父は、母が言うことを聞かないとキレる。昔は、母を殴っていました。母は、父にキレられるのが怖いから言いなりです。父が食べたいと言ったものを次から次へと買ってくる。うなぎやブランド牛など、高価なものも言われるがままに買ってきていたようです。

食費が節約できた

私たちは、父の入院をきっかけに実家の家計を精査し、アル中の父が、退職金や貯金を飲み代にほとんどすべて使い切り、実家に貯金がないことにも気づきました。母とも相談して、こちらでお金の管理をすることにしました。「お父さんがキレたら、〇〇が勝手に通帳持って行っちゃったんだって言って、私のせいにしな」と言ってあります。そんな私たちにとって、配食サービスはお金の管理にも役立つ。月々の食費がほぼ一定額に収まるからです。