デイサービスの連絡帳 (2)

デイサービスの連絡帳 (2)

デイサービスでは毎回血圧を測ってくれる

デイサービスに行くと、毎回血圧を測ってくれます。高かったときには、連絡帳に「血圧が150でした」などと書いてあるのですぐわかります。 ...

そのおかげで父は今、病院にかかっていません。医療費ゼロです。高血圧だった父は、以前は、月に1度内科に通い、血圧を測ってもらい、薬をもらっていましたが、今は、デイサービスで測ってもらえるので通院をやめました。

血圧が高い状態が続いていれば、通院する必要もあるのでしょうが、そうでもない。デイサービスで測った血圧も、高かったのは、風邪を引いた病み上がりのときだけでした。

健康状態

父はデイサービスで、「足が抜けるように痛い」と訴えたことがありました。家ではそんなこと言わないのに、なぜだかデイサービスでは「あっちが痛い、こっちが痛い」と言う父です。そんな健康状態についてのことも、連絡帳を通じて母に伝えられます。

デイサービスの方は、そのときに熱中症を疑ってくれたようで、連絡帳に記入があっただけでなく、送迎時に地元でよく食べられている塩昆布を「塩分補給に」と分けてくれたそうです。本当に、デイサービスの方たち、優しいです。

デイサービスでの父の様子も・・

父は、ボール投げのレクリエーションで怪我をして帰ってきたことがありました。そんなことも確実に母に伝えられます。

箱か何かにボールを入れるゲームだったそうで、元体育教師の父は、いいころを見せようとしたのか何なのか、ピッチャーよろしく大きくふりかぶって投げようとし、転んだそうで。足を真っ赤にはらして帰ってきました。そのときには、後日「お加減いかがですか」と電話までいただきました。もう、本当に・・父がお世話になっております。いつもありがとうございます・・。

前回は歌、歌ったそうで

父が前回のデイサービスで「長崎はぁ~今日もぉ~~雨ぇ~だった~」と昭和の演歌を熱唱したことも、母にちゃんとバレました。(この曲がピンとくる人、50歳以上だよね。)

それは「長崎原爆の日」直後のデイサービス。長崎の歌を歌いたかったらしい。それは、静かに黙とうをささげる日だと思うだけど。ウチの父が不謹慎に感じる人がいたらごめんなさい。父なりの「長崎への想い」だったということでご容赦を。

家では何もしゃべられない父

父は、みんなでワイワイやるのが昔から好きな人で、デイサービスでかなり楽しんでいるようです。母は無口な人で、父とは気が合わない。家では母に何もしゃべらない。昔はそれでもちょっとは話しかけたりして、母の反応が薄いのでイライラし・・みたいなこともありましたが、今はデイサービスで満足しているのか、はたまた、何かしゃべって母に「この人、認知症に違いない」と思われるのが怖いのか(父は「この人、大丈夫??」と言いたくなるようなとんちんかんな発言が昔から多い。87歳にもなると「認知症大丈夫?」と確かに疑いたくなる)、母にはほとんど何もしゃべらないそうです。

そんな母も、連絡帳があることで父のデイサービスでの様子がわかります。家にいる家族とも、要介護者の状態を共有することができます。いいことも、悪いことも。ちゃんと共有しておくことって大事なんだな、とつくづく感じます。連絡帳を通じ、介護される父とデイサービスと母、その3者がうまくつながり機能して、父の要介護生活は(今のところ)上々です。


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