子供を叱らない毒親。その末路 (2)

子供を叱らない毒親。その末路 (2)

好き嫌いの多い両親

夫の両親は、酷い偏食なのです。義父は野菜を食べず、肉・魚・卵ばかり。義母は、肉・魚・卵が一切食べれず、豆腐と野菜だけ。 ...

同じものを食べて「美味しいね」と言い合うことがない。「よくそんなもの食べれるねぇ」などと言っている。好き嫌いなく何でも食べる私も、義両親からよくそれを言われました。しかも、ものすごく嫌そうな顔で「生臭くない?」とか聞かれるのは、私がゲテモノ食いみたいなんですけど。

好きなことだけする。嫌いなことはしない。

義両親は、そんな調子で好きなことだけする。嫌いなことはしない。それが徹底してる。

誰にでも好き嫌いはるものだけれど、昔嫌いだったものも、美味しそうに食べている人を見て、興味が出て、食べてみたら美味しかったとか、多かれ少なかれあるものだと思う。しかし、両親にはそれが全くない。夫いわく、「オヤジもオフクロも、これが食べれるようになったとか、そういう変化は、子供の頃から今に至るまでまーーったくない」。

夫は、結婚当初は好き嫌いが結構ありましたが、今はほとんどなくなりました。義両親は、結婚して50年になるのだけれど、今でもまったく別々のものを、別々の時間に、別々の場所で食べています。

子供を叱らない理由

好きなことだけする。嫌いなことはしたくないし、しなくていい・・そんな生き方してる人は、確かに子供を叱ったりしないかもね、と思う。「私も自分のしたいようにするから、あなたも好きなようにやっていいよ」という態度は、寛容ではあるけれど、はたして子供にはどう感じられていたのか。

夫は、そして夫は実家に帰ると、「家で食事してもつまらん!」と言って、私を連れ出し外食します。「何をしてやっても喜ばないから、しなくていいと思う」とも。帰省するときには、手土産持って行ったりするけれど、まったく食べない、とういうか中を見てもくれないので、アホらしくなって持っていかなくなりました。

親の介護を断固拒否の夫

そんな義両親も高齢になり、介護が必要な年齢になってきています。夫は、「俺は親の面倒を見る気はまったくない」「施設に入れちゃうとか、一番手間のかからない方法を考えよう」と言っています。

「親が亡くなっても、悲しいとか俺はないと思う」とも。そうは言っても本当に亡くなったら悲しいでしょ、とか人は言うかもしれないけれど、夫の家族は単なる「同居人同志」。夫にとって親は「他人」。夫いわく「知り合い程度」。

寂しい子供時代を送ってきたんだろうな、と思う。「やっと家族ができたんだから、○○(私)と一緒にいる時間を大事にしたい。親の介護でそれを邪魔されたくない」・・夫がそう言うなら、それでいいと私も思う。

母は年を取り、弱気になり、ひとり息子である夫に「頼れるのはあなただけなの」と去年言っていたけれど、無表情で完全無視していました。義母がかわいそうな気もするけれど・・でもお義母さん、それがあなたの親としての人生だったっていうことだ。今さらどうにかしようったってどうにもならないし、このまま自然の成り行きにまかせておくしかないと思う。本当に「親問題」は歯がゆいことばかりだと思う。


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