家にお金を入れない父親。その末路
父が退院してきて5ヵ月が経とうとしています。先日父は「今日は年金の日だな。すっかり忘れてた!」と言いました。忘れてた? 本気で言ってるの? 私は、父のそういうところが大嫌い。人に言えば、私は「冷たい娘だ」と思われるに違いない。でもみんな知らない。そんな父に、私と母が、どれだけ苦労させられてきたのか。 ...
父の入院は4ヵ月
今から9ヵ月前、父は突然倒れ緊急入院となりました。症状が落ち着くのに3ヵ月。そこから、母が父の引き取りを拒んだためにさらに1ヵ月。4ヶ月間もの長期入院となりました。
入院費用は高額に
入院費用は、もちろんのこと高額になりました。医療保険でカバーされる治療費や薬代のほかに、食費やリネン代、おやつ代、衣類などなど、月々10万円ほどが出ていきました。
貯金と資産のない実家
私は母が心配になり、「お金大丈夫なの?」と聞きました。大丈夫ではなさそうでした。貯金通帳を見せてもらいました。貯金がないことは薄々知ってはいましたが、本当に何もないことを知り、愕然としました。
父と母は80代。ふたりの年金は、合計すると月30万円。年金生活であっても、月々貯蓄ができておかしくない金額だと私の金銭感覚では思います。しかし、その形跡はまったくありません。
実家は、地方の田舎で、土地はあまるほどあるような場所にありますが、土地も家も車も所有していません。売れるものもありません。資産がないのなら、せめて貯金をしておいて欲しかった。それも皆無に近い。
アル中の父親
なぜそんなにお金がないのか。その原因は父にあります。父はアル中でした。私が子供の頃から、週に1~2度、飲みに行き、ベロンベロンになって酔っぱらって帰ってきました。しかもそのお金の使い方が尋常じゃない。一晩で万札が何枚もなくなります。父は、自分がもらっているお給料のすべてを、自分のおこずかいだと考えているような人でした。
それは退職後にも続きました。「俺の退職金は、すべて酒に消えた!」と父はあちこちに自慢して周るような人でした。まさか本当に退職金を全部使い果たしているとは思わなかったけれど、本当に何も残っていませんでした。
貧乏な家庭で育ったと思っていた
私は、子供の頃から自分の家は貧乏なんだと思い込んでいました。だけど、年金を今、月30万円もらっている人は、現役時代にはそれ以上もらえているはずです。貧乏ではなかったはずです。
しかし父が、自分のお給料をすべておこずかいのようにして使い切ってしまう人だったため、母は苦労しお金がなかった。そういうことだと思います。私は、大学に行きたかったけれど、「貧乏だから無理だ」と諦めました。騙されていた・・と今は思っています。
そして今、80代になった父に、私は改めて苦労させられ、そして怒り心頭です。 [...]
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