[老々介護]歯医者に行けない問題。大騒動 (2)
「歯医者まで歩いて行けない」
「お父さんも、ひざ悪いんだし、できるだけ近くの歯医者にしたら? ほら、近くの○○歯科がいいじゃない」と私が言ったら母は、「お父さん、あそこまで歩けないかも」と。「えーーっ!そんなにお父さんのひざ悪いの?」と私が言ったら、「そうでもない。普通に歩けてる」・・・どういうことよ?! ...
母の話は、まったくわからない。要は、母は暗に「実家に帰ってここい」と私に言っている。私に「車でお父さんを歯医者まで連れていって、受付して、お父さんの面倒みて、すべて終わらせてきて」と言っている。そのために、私わざわざ交通費往復2万円使って、実家帰るの?? 私にも仕事があるし、こっちの生活がある。勘弁してよ・・。
「タクシーから断られない?」
私も父のひざが悪いことは知っているので、「タクシーで行ったら?」と言ってみた。母は言いました。「あそこの歯医者じゃ、家から近すぎて断られるかも」と。「タクシー呼ぶときに、聞いてみれば? 断られなかったらそれでいいじゃない。初乗り料金払えばいいはずだよ。断られたらそのときはそのとき、また相談しようよ、ね」。
しかし母は納得しない。なぜなら「家から○○歯科まで。すごく近いですけど、タクシー出してもらえますか?」それが言えない。断られるのが怖くて言えない。東京から実家の近所のタクシー会社に私が電話して、すべて段取りをつけて欲しいと思っている。
そもそもも父に、「どこの歯医者に行く?歩けそう?タクシー呼ぶ?」とか聞けばいんだけど、それも聞かない。母は、自分ひとりで何とかしようとするところがある。母は母でこれまでの80年をそうやって生きてきているから、「言えないんだろうな・・」と思う。しかし、それが言えないからって、それだけのために私、日帰りできない距離の実家に帰る必要ある?
父を歯医者に連れていくか。結論は出ず
父はひざは悪いものの、認知症というわけではない。だから、歯医者に行くかどうかくらい自分で決めればいいものをそれができない。高齢だからできない、ということではない。若いときから、人のいいなりで自分のことを自分で決めるということをしてきてない。だから今もできない、ただそれだけ。
母も母で、自分ひとりで何とかしようと頑張ってきた人。人を頼ることを知らない。周囲の人に助けてもらわなければならないことが多くなってきた今、ケアマネージャーさんなり、タクシー会社の人なり、病院の人なり、周囲の人の力を借りてやっていければいいのだけれど、それができない。
母は言いました。「頼れるのはあなただけなの」と。そうかな・・。母に期待を持たせることは逆に酷だと思いました。「話を聞くし、アドバイスもするよ。でも、行けないよ。遠いんだもの。行けないよ」。はっきり言いました。泣きつかれて私が実家に帰れば、そうしてもらって当然だと思うようになる。それは目に見えている。父と母の性格を知っているからこそそう思う。
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