老人扱いされたくない。高齢者だという自覚がない・・それが問題

親を介護して痛感。「介護って、感情労働も辛いんだ！」

私には、８０代の親がいます。父は８０代後半、母は８０代半ばです。父は要介護、いわば「老々介護状態」です。しかし、両親揃って自分たちが高齢者だという自覚がない。しかし、自覚がないわりに優しくされたがる。はっきり言ってイラッとします。ストレスたまります。 ...

高齢。体の衰えは確実

母が８０代を過ぎ、束ねた古新聞を収集場まで持っていくのが辛いと言うようになりました。私に持って行って欲しいと。そのくらいのこと、私もやってあげたいと思うし、やるのだけれど、疑問がある。私がいないときはどうするの？

私は実家とはかなり離れたところに住んでいる。仕事もしているし、実家には盆正月しか帰れない。古新聞を持っていくのが辛いなら、毎日の買い物も辛いのでは？　聞けば、一度にたくさんは持てないから買い物も大変だと。そこで私は言いました。「買い物カート、使ったら？　買ってあげてもいいよ」と。

母にピシャリと言われました。「え？・・まだそんな年ではないと思ってるんや」。ん？？母はもう８０代半ばです。買い物したものを入れて押せるようになっていて、椅子代わりに座ることもできるのようになっているあの高齢者向けの便利なカート。あれを今使わないで、一体いつ使うの？　「この人、一体あと何十年生きるつもり？」と心の中で叫びました。

老人には見られたくない

思えば、若いときからお化粧ばっちり、オシャレばっちり、見た目をにする母でした。母の口癖は「いくつになっても、みぎれいでいたいと思ってるや」。それならそれでいいのだけれど・・。

母は、買いものカートを押している人は、いかにも「老人」だという偏見を持っているのだと思う。そしてまだ「私は、あんな風ではない」とも思ってる。いえ、そう思いたい。

老人扱いされれたくない。でも優しくされたい

私から買い物カートを勧められ、母はショック＆イライラしたようで、ムッとしていました。だから私もその話をするのをやめました。「高齢者扱いされたくないのだな」と思ったので、気を付けようと思いました。しかしその一方で、古新聞が重いから持って行ってとか言われる。高齢者扱いすればいいのか、しない方がいいのか・・。

私は最近思います。歳は取りたくないものだけれど、でも誰でも取っていくもの。誰しも長生きしたいとは思うけれど、永遠に生きてはいられないもの。少しずつ歳を重ねていることを正確に自覚し、受け入れ、そして、自分の人生の終焉をどうするのか、積極的に考えるようにしよう・・母を見ていてそう思うようになりました。

しかし実際問題困っているのは、そんな両親の介護です。実際デイサービスに行っている父も、要介護だから行ってるとは思っておらず、老人クラブに参加していると思っている。母も、自分が老人だとは思ってないし、そう思われないように今でも「しっかり者」を装っている。そんな人の介護をしなくちゃいけないって・・本当に困ったものだと思う。

しかも最近、本気で「参ったな・・」と思ったことがありました。 [...]

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