デイサービス。入れ歯のない父は刻み食（それが不満）

歯がない、入れ歯してない。刻み食に不満の老父。「食った気がしない！」

ひょんなことから、ひょんなことがわかりました。週２回デイサービスへ行っている父。お昼ご飯は「刻み食」でした。デイサービスを始めて６ヵ月、父は家で初めてそれについての不満を述べました。そしてそれが大騒動に・・。 ...

父は要介護１。ひざが悪くひとりでの入浴が困難で、週２回デイサービスに行き、入浴介助を受けています。父は、デイサービスが大好きで、レクリエーションやみんなで食べるお昼ご飯を楽しみにしています。

父は歯がまったくありません。現在８７歳の父は、１５年ほど前に入れ歯を作ったことがあるのだけれど、違和感が嫌いで一切つけていません。しかしながら今だ食欲旺盛。歯茎で噛んで普通の食事を食べています。

しかし条件的には、「歯なし」「入れ歯なし」。介護の現場としては、当然のことながらのどに詰めたりしてはいけないとご配慮くださり、「刻み食」をデイサービスの昼食に準備することでしょう。刻み食とは、普通の食事をミキサーにかけて細かくしたもの。噛み砕かなくても飲み込めるようにしたものです。

父がデイサービスに行くようになって半年。私はずっと気になっていました。父はどんな昼食を食べているのだろうか、と。普通の食事なのか、刻み食なのか、と。父に直接聞ければいいのだけれど、父は子供たちに自分がデイサービスに行っていることをあまり知られたくないと思っているようで、直接は聞けない。しかし、父はお昼ご飯をとても楽しみにしているようだし、問題ないなら、刻みだろうが、通常食だろうが、どっちでもいいだろう、と思っていました。

しかしひょんなことから、父は密かに自分だけが刻み食を食べさせられていることに不満を抱いていることが発覚しました。

父は、便秘になると、ものすごーーく機嫌が悪くなります。やっかいなくらいに。「うんこが出ん」と文句言ってるくらいならいいんだけど、人に八つ当たりする。これまで言ったこともなかった不平不満を噴出させたりします。「お前のそういうところが、俺は前から気に入らなかった！」などと、家族が八つ当たりされるのは日常茶飯事。言われた方はたまったものじゃない。原因は「うんこが出ない」なんだから。

しかし今回はそれをきっかけに、父がデイサービスで刻み食を食べていることが発覚しました。父は母にこう不満を述べたそうです。（これはケアマネージャーさんやデイサービスが悪いという話では決してありません。歯も入れ歯もなければ、刻み食になって当然です。ご配慮に感謝しています。） [...]

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