[親の介護、無理]高齢母の介護で疲れてしまった件 (2)

[親の介護、無理]高齢母の介護で疲れてしまった件 (2)

父を精神病院に連れていったことを息子に隠していた母

事は、父がJ精神病院から退院してきたわずか1ヵ月の間に起きていました。 ...

・父がJ精神病院から退院してきたのは4月2日。半月後の4月中旬、母は父をタクシーに乗せ、地元のS精神病院に行ったそう。
・S精神病院では、脳に萎縮は見られずアルツハイマー型認知症ではない、との診断。N総合病院に行って脳のMRIを取ってもらうようにと指示を受ける。
・母、父をN総合病院へ連れていく。結果は脳梗塞。しかし重篤ではなく、小さな梗塞が数ヵ所認められるとのこと。治療や薬は必要なく、納豆とか、いわゆる「血液サラサラにする食事」を心がけるようにとの指示。
・母は、治療や投薬が行われないことが不満だったそうで「何もしてくれんかったんや」と。再びS精神病院へ。J精神病院に入院していたときに飲んでいた「レミニール」を出して欲しいと懇願。お医者さんは、「アルツハイマーではないので、効かないと思いますけどねぇ・・」と言いながら、しぶしぶアルツハイマー型認知症の進行を抑える薬「レミニール」を出してくれたのこと。

父が脳梗塞であることを知らされず

私の夫は、両親の唯一の子供。ひとり息子です。夫は、父が退院してから毎週必ず実家に電話をし、父の具合を聞き、母の話を聞いていました。しかし母は、S精神病院に行ったことも、父が脳梗塞であることも言ってはくれませんでした。

母はなぜそれを言わなかったのか。それは夫から「俺はS精神病院にオヤジを連れていかない方がいいと思う」と言われていたからだと思う。退院してきてからも父のことを「この人は、頭おかしいに違いない」と思い込んでいる母は、地元のS精神病院に父を通院させたがっていました。しかし父は、認知症ではない。お兄さんが亡くなったことが悲しくて精神的に不安定になっている、それが原因。しかも父は、4ヵ月もの長期にわたり精神病院に入院し、やっと退院できたと喜んでいる。長期入院になったのも、父の容体が悪かったからではなく、母が父の引き取りを拒んだから。ただそれだけ。

最愛のお兄さんを亡くした悲しみの渦中にいる父。しかも、自分がまだ精神病院に通わなければならない状態だとは思っていない。そんな父を、退院後早々、家族が精神病院に連れていったら、そのことが父を新たに病ませてしまうのではないかと私たち夫婦は心底心配しました。夫は母に「S病院には行かない方がいい」と言い、母も、その意見に同意していました。ひとり息子との約束です。行くはずがない、と思っていました。そんなことをしていたとしたら、母が唯一頼れる存在であるひとり息子をこの6ヵ月間、騙し続けていたことになる。しかし、実際はそうでした。次へ続く


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