[親の介護、無理]かかりつけ医にすべて相談(老老介護) (2)

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送った薬「ハーブの鎮静薬 〇ンセダン」母は飲まず

前日、父が精神的に不安定になっていると母から連絡をもらい、速達で送ったハーブの鎮静薬「〇ンセダン」は午後には届いたようで、母は、父に早速飲ませたそうです。夫は「お母さんは、飲んだの?」と聞いたのですが、「あはは・・私が?あははーー」と笑っているのが受話器からもれ聞こえ、私は完全にブチ切れました。 ...

夫は完全に表情を失っていました。私たちを悩ませているこの事態に必要なのは、母の不安を抑える薬。悩みの種は、父ではなく、母なのです。『ハーブの鎮静薬 〇ンセダン♪』を飲んで、そのマシンガントークをやめてもらいたいのです。そうでないと、夫が壊れてしまいます。

夫は珍しく力説していました。「その薬は、気分が安らぐ薬。〇〇ちゃん(私)が、お父さんとお母さんのためにって、体張って自分で飲んで効き目試してみてくれたから。ハーブの薬だから、ハーブティー飲んで気分が安らぐのと一緒だよ。強い薬じゃないから。高齢者でも飲めるし、ほかの薬と一緒に飲んでも大丈夫だから。おふくろも飲むといい。ぜひ飲んでみて!!」。

飲むか飲まないかはその人の自由で、強制するつもりはない。でも私なら、最愛のひとり息子からそんな言葉をかけられたら、うれしくて&ありがたくて、効くのか効かないのかなんてことはどうでもよく、飲んでみるかな・・と思う。義母はひとり息子である夫の気持ちなんてまるで無視。そんな態度が心底嫌でした。夫が気の毒でなりませんでした。

それだけでは終わりません。「親の介護、もう無理」そう思わせられるようなことがまだまだ続きました。

父のイライラの原因をケアマネに言わない母

父はこの夏以来、デイサービスでイライラ・暴言・独り言が増えていて、ケアマネさんから「医者に相談したらどうか」と言われていたのだけれど、それには理由があるということを、ちゃんとケアマネに電話して伝えると母は昨日夫と約束しました。イライラの原因は、父が高齢だからでも、認知症だからでもなく、最近、仲良くしていた兄弟を亡くしており、この夏は新盆で精神的に辛い状況にあるからなのです。そのことを言わなければ、父はケアマネさんやデイサービスでお世話になっている介護職の方に、「この人、認知症・・?」と誤解されてしまいます。

夫は母に聞きました。「昨日の件、ケアマネさんに言ったの?」。母は言ったそうです。「言おうと思ってたんやけど、今日は電話かかってこなかったんや~」。「お母さんの方から電話して!!」と珍しく夫は強めに言っていました。

言いたいことだけ言う。肝心なことは言わない

母にはそういうところがある。それが私たちを疲弊させている原因でもある。自分に言いたいことがあるときには、電話してきてずーーーーっとしゃべってるのに、母は、肝心なことは言わない。だから、夫の反対を押し切って父をS精神病院に連れて行ったこととか、お父さんが脳梗塞だと診断されたこととか、肝心なことは全然こっちに教えてくれなかった。

自分の言いたいことは、これでもかというくらいにしゃべるくせに。「言わなくちゃいけないこと」はどうしてそんなに言わないんだ!! だから、ケアマネにも自分から電話しない。電話がかかってきた「ついで」に言えばいい、くらいに考えてる。電話を切った後、夫に頼んで、ダメ押しのメールを母にしてもらいました。「明日必ず、ケアマネに電話してね」と。

私は、どうしても明日中にその連絡をケアマネさんに入れて欲しかった。この日は木曜日、父の腰痛の具合がよければ、月曜日にはデイサービスに行くことになります。月曜日までに父への誤解を解いておいてあげたい。金曜日ならケアマネさんもつかまるはず。だから明日中に電話して欲しい・・。

それは父のためでもあり、父にはデイサービスにご機嫌に通ってくれないと困る!というこちらのためでもある。父は家で母とふたりきりでいると機嫌が悪くなる。「お父さんの機嫌が悪いんや」と母が電話をかけてきて、永遠愚痴られる・・。

私たちの不幸はこれだけでは終わりませんでした。3日目、さらに最悪の事態が起きました。次へ続く


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