[介護生活1年目のまとめ]親の介護が突然やってきた。大変だった
老親を遠隔介護。感情労働がこんなにあるとは知らなかった・・
介護生活が始まってちょうど1年になります。介護とは大変そうなものだと覚悟していましたが、その大変さは想像を絶しました。この1年をまとめます。 ...
両親について
両親は、東海地方在住。87歳の父と81歳の母のふたり暮らしです。夫はそのひとり息子(きょうだいはいません)。関東地方在住。私は嫁の立場です。正確には、義父、義母ですが、父、母と書きます。
父、倒れる
2018年11月末。父が倒れたのは、母が、「父の兄」に当たる人物(95歳)のお見舞いに行った日の夜のこと。「もうそろそろ危ない、話ができるうちに会いたい」とのことでしたが、肝心の父は、その知らせがあまりにショックで?お見舞いには行けませんでした。母が帰宅後、お兄さんの様子を話しているうちに、ワナワナと震えだし失神。母が救急車を呼んで救急搬送。検査の結果、異常は認められず、その日のうちに帰宅しました。
父とお兄さんは、本当に仲のよい兄弟でした。父親のいないウチの父は、年の離れたお兄さんのことを、父親のように慕い頼りにしてきており、私は以前から「お父さんは、おじさん(父の兄)が亡くなったら、後を追うように逝ってしまうかもしれない」と真剣に思っていたくらいです。
父、精神病院に緊急入院
2018年12月3日。よりによって、私の50歳の誕生日に、父倒れる。介護生活がスタートしました。父がせん妄を起こし、精神病院に緊急入院。
父の様子がおかしくなったのは、その数日前からということでした。「ネズミがいる」と言って、家中をメチャクチャにし、退治するんだとハサミを振り回したり、トイレのタンクをひっくり返そうとしたり。服のままお風呂に入ったり、玄関がわからなくなって窓をストーブで叩き割ろうとしたり。
止めに入った親戚の男性を殴って怪我をさせ、110番通報。警察官3人がかりでやっと取り押さえ、警察で事情を聞かれ、その後、地元のS精神病院へ救急搬送。しかしそこがあいにく満床で(1日違いで満床になったとのことでした)、隣の市の病院(車で1時間以上かかる場所)に救急車で運ばれました。入院先はJ精神病院。閉鎖病棟の隔離室。
父は、1週間ほどで隔離室を出て、閉鎖病棟内の一般病室へ移れたのだけれど、ここから私たち息子夫婦の「悩ましい日々」が本格的に始まりました・・。 [...]
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