[介護生活1年目のまとめ]親の介護が突然やってきた。大変だった (2)

[介護生活1年目のまとめ]親の介護が突然やってきた。大変だった (2)

母、父の退院を拒否

2018年12月。父は、1週間ほどで隔離室を出て、閉鎖病棟内の一般病室へ。「落ち着かれましたよ」と病院から退院を促されたものの、母が父を引き取りたくないと一歩も引かない。母は、私たち息子夫婦になんとかして欲しいと思ったようだが、「こっちで引き取るっていう選択肢はないからね」と夫がピシャリ。 ...

2019年1月。入院から1ヵ月半。母、父と初めての面会。母は、ひとりで電車に乗れないため、隣の市の病院に行くのもひと苦労。夫が正月休みを利用して実家に帰った際に、切符を買ってやり、当日は親戚の女性に付き添ってもらって病院へ。父は、母がやっと会いに来てくれて感無量の様子だったが、母は、父をこのまま入院させておくか、どこかほかの病院に転院させたいの一点張り。

父の病名は「急性一過性精神病性障害」。近親者が亡くなるなど、ショックなことが起きたときに、一時的に起こる症状のよう。

母、父を介護施設に入れたがる

2月。病院から突然「転院予定の病院から断られたので、退院してください」と言われる(転院先から断られたから、という理由がかなり??なのだが、、かなり酷い病院だったことは間違いない)。母パニくる。絶対に帰ってきて欲しくない。介護施設に入れたいと言い張る。

父の要介護認定

2月末。入院中の父に、要介護認定を受けさせる。その結果を見て介護施設を選ぶ予定だったのだが、父は思いのほかしっかりしており、よくて「要支援」しか出ないのではないかとの予想。父は明らかに家に帰りたがっており、施設に入れるのは費用面でもかなり厳しい。私たち息子夫婦の説得もあり、要介護認定の結果が出る前に(結果が出るまでには申請から1ヵ月かかる)、父との同居を母、しぶしぶ決意。要介護認定の結果は、ひとりでの入浴が無理とのことで「要介護1」。

父、精神病院から退院。デイサービスに通所開始

2019年4月2日。父、4ヵ月の精神病院での入院生活を終えて退院。早々に、ケアマネージャーさんが決まり、入浴介助を受けに、週2回デイサービスに通い始める。いいケアマネさんに恵まれ、デイサービスにすぐなじむ。

父、家で風呂に入れないとキレる

4月中旬。「風呂はまだ直らないのか!!」と父、キレる。どうやら母は、「家の風呂が壊れたから、デイサービスに行って」と説得していたらしい。退院時に私たちは母に、「ひざが悪いから、デイサービスでお風呂入った方がいいって、市の人や入院してた病院が言ってるよ、とお父さんに説明しな」と助言したはずなのだが。

父、妻が浮気しているものと勘違い

4月中旬。父、何を勘違いしたのか、母が親戚の男性と浮気していると本気で疑ったらしい。(母は、81歳です。)家中を物色し、目の色を変えて浮気の証拠を探そうとしたが、そんな証拠、見つかるはずない。

父も父だが、父が疑いたくなるのもわかる。母は、父が退院してきて以来ずっと「この人、頭おかしいに違いない。また暴れるに違ないない」という目で父のことを見ていることは、私たち息子夫婦から見ても明らか。母は、家から一歩も出ず(買い物にも、習い事にもでかけない)寝るときも、自分の寝室ではなく、父のベットの横に簡易ソファーを置いて就寝。父を24時間完全監視状態。

そんな母を見て、父は一度「そんなところで寝てたら、疲れるやろ?」と言ったらしいのだが、母は決して24時間監視体制を緩めなかった。父が、「以前と違う」「何かおかしい」「隠し事してる」と思ってもおかしくない。

そして、事態はさらに悪化・・。混迷を極める。続く


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