老親はなぜ不幸なのか。きょうだい・友達はあてにならない

老親はなぜ不幸なのか。きょうだい・友達はあてにならない

親戚・友達付き合い、大事にしていた両親だけど。いざ体が動けなくなったとき介護してもらえるわけじゃない。

父が倒れ、母が父の介護をするようになって1年が経ちました。遠方に住んでいる私たちは、そんな老親を遠隔サポート・介護している状態です。実際に親を介護してみてわかったこと。それは、不幸な老後を迎える人には、それなりの理由があるものだ、ということでした。 ...

両親について

両親はともに80代。夫はそのひとり息子です。きょうだいはいません。私はその嫁。夫は50台後半。私は50歳ちょうど。結婚28年。介護状態にある両親は、正しくは義父、義母ですが、ここでは、父・母と書きます。

不満の多い母。その悩みとは

父と母に何があったのか、この1年の経緯は、コチラにまとめました。

ざっくり言うと・・父の兄が亡くなり、父がショックを受けせん妄を起こし、精神病院に入院しました。認知症ではありません。母は、元々人の気持ちに無頓着なところがあり、「きょうだいの死にショックを受けている」という父の気持ちがわからない。「この人は、頭おかしいに違いない」と父を無理やり別の精神病院に連れて行って受診させたり、総合病院に行って脳のMRIを取らせたり。父は傷つき、心を閉ざすようになり、夫婦仲は険悪。夫は毎週実家に電話をし、母から近況を聞いていますが、毎回、父に対する不平不満や、いかに自分が大変で不安な気持ちでいるか、といった話が一方的に何十分も続き、こちらの話は全く聞かない。ストレスで夫は一度体調を崩しました。

老親の介護を1年してわかったこと

そんなに不平不満が多いのなら、母は今明らかに幸せではないでしょう。しかし、母はなぜ不幸なのか? 不幸な老後を迎える人には、それなりの理由があるものだ、なんてことを最近痛感するようになりました。親の介護を実際にしてみて、この1年で、いろいろな面で私のものの見方や価値観は、ガラリと変わりました。

親戚・きょうだいはあてにならない

母は常々、自分に何かあったときには、同じ地域に住む弟や妹たちを頼りたいと考えていたようでした。しかし、実際に父が倒れて、母に助けが必要になったとき、助けてくれたのは、夫(父)方の親戚の高齢男性で、母のきょうだいたちは、ひとりも母の元に来てくれませんでした。

それはそうだろうな・・と私は思います。母は長女で、弟がひとり、妹がふたり近くに住んでいます。母は、そのきょうだい達のことを、自分より若いのだから年老いた自分を助けてくれるはず、と思っていた節があったのですが、その方たちも十分高齢です。それぞれに所帯があり、自分の生活があります。中には、配偶者が認知症で身動き取れないという人も。助けてくれなくても当然だろうと私は思います。

私たち息子夫婦は、毎年帰省をし、夫の両親とそれなりにうまくやってきたつもりでしたが、なぜだか母は、私たち息子夫婦に老後の面倒を看られたくないと思っているようでした。母は実際、きょうだい達に「私が年取ったら、よろしくねー」などと、冗談とも本気ともつかない感じで話していたりして、嫁の立場としてはちょっと寂しいような、それならそれでいいか、、のような。しかし、ほかのごきょうだい達からしてみれば、私たち息子夫婦がいるのに、母の老後の面倒看ようとする?? 看ないんじゃないかなぁ・・やりにくいよね?とか思っていました。

実際は私の予想どおり、きょうだい達は、母の力にはなりませんでした。しかし、あてにしていた分だけ、母は今、不幸なのは事実です。そしてあてにしていた友達も・・。 [...]


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