子供を連れまわす毒親

必見！人から好かれる自分になる方法

外食も、旅行も。私が連れていってもらうのは、いつも「大人が行って楽しい場所」ばかりでした。 ...

父は、車の運転が好きな人でした。週末にはよくドライブをしました。しかし、ただひたすら走るだけ。「私がトイレに行きたい」と言わない限りは、決してどこにも立ち寄りません。それは、父の自己満足の週末でした。

私の両親には、子供が喜ぶ場所へ行こうとか、子供も一緒に楽しめることをしようとか、そういう感覚がありませんでした。だから、外食と言えば、大人が接待に使うような店や居酒屋。私はずっと「ファミレスに行きたいな」と思っていました。旅行と言えば、子供が行くには明らかに似つかわしくない高級旅館。旅行に楽しい思い出などひとつもない。覚えていることは、「お行儀よくしていないと怒られちゃう」と緊張していたことだけです。

それが不満でも、子供の私は親の言うことを聞くしかない。それがいい親のすることではないと知ったのは、『毒親』について勉強したことがきっかけでした。

週末に、親が自分のしたいことをして楽しみたいと思うのと同じように、子供には子供のしたいことがある。いい親なら、子供のその気持ちを大切にするものなのだと書いてありました。私は確かに、親に合わせてばかりの毎日を過ごしていたと思います。そしてそれが、私の人生に暗い影を落としているのだと気がつきました。 [...]

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